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2023.05.13ブログ

3Dヘッドアップサージェリーと笑気麻酔導入

3Dヘッドアップサージェリー:次世代の優しい手術環境

通常の眼科手術は、手術顕微鏡を覗きながら行いますが、3Dヘッドアップサージェリーとは、顕微鏡の鏡筒を使用せず、55インチの大画面モニターで4Kの立体画像を見ながら手術を行います。術者、助手及び手術室スタッフ全員が同じ3D画像を共有することができ、研修教育やチーム医療に大変有用です。

当院が導入したAlcon社のNGENUITY® 3Dヘッドアップサージェリーシステムは、解像度が非常に高く、顕微鏡よりも鮮明で、画面の色調も術中の所見に合わせて変更することができます。通常の顕微鏡では確認しづらい組織を、強拡大、高精細なデジタル映像でアシストすることで、より安全で正確な手術を行います。また3Dデジタル手術では、手術顕微鏡の明かりを暗くして、映像はデジタル加工で明るくして手術をすることができます。これにより患者さんへのまぶしさ、光による網膜障害を大幅に低減します。

さらに、顕微鏡手術ならではの術者に対する頸椎への負担も軽減することから、患者にも術者にも優しい次世代の最新手術システムといえます。

低濃度笑気麻酔:リラックスして手術を受けて頂けます

眼科手術に不安を感じる方には、恐怖心を取り除き、疼痛軽減、楽に治療を受けられる低濃度笑気麻酔を導入しました。低濃度笑気麻酔は、マイルドな鎮静・催眠作用と鎮痛作用があり、その効果の発現と消失は極めて速やかですので呼吸器や循環器にほとんど影響を与えません。手術に対して不安や恐怖心のある方は、是非ご相談ください。

 

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