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緑内障

視神経障害は不可逆性であり、一旦視野欠損が生じると回復しません。
緑内障の診療は、いかに早期発見し、早期治療、現有視野を守るかが重要です。

緑内障について

緑内障とは、眼圧上昇などの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなり、進行すると失明に至る疾患です。
現在途中失明原因の第1位の病気と言われています。

眼圧は10~21mmHgまでが正常範囲です。
緑内障の発症タイプから急性発作と慢性緑内障があります。
急な眼圧上昇をきたす急性緑内障発作は、50~60mmHg以上にも上がり眼痛、頭痛、吐気を伴います。
点眼点滴処置、またはレーザー虹彩切開術、水晶体摘出術など早急な対処を必要とします。一方慢性緑内障の場合は、自覚症状は殆どありません。
眼科検診で初めて緑内障を指摘され、すでに進行した視野欠損を認めたケースも少なくありません。

イメージ:緑内障について

緑内障の診療で大切なこと

緑内障の診療は、いかに早期発見し、早期治療、現有視野を守るかが重要です。
当院では、最新型網膜光断層計(OCT)を導入しており、視野欠損の出現より極早期の視神経線維層変化を診断することができます。
そして定期的眼底精査、しっかりした眼圧コントロール、視野を守るといった治療方針で緑内障治療に力を入れています。

新しい緑内障レーザー治療 (CYCLO G6) のご案内

当院は新しい緑内障レーザー治療 CYCLO G6 (経強膜毛様体光凝固)を導入しました。
毛様体を特殊レーザーで照射することにより房水の産生を抑え、眼圧を下げる治療法です。
この治療は短時間で、目にメスを加えず、局所麻酔で低侵襲、日帰り手術で行います。
何種類もの緑内障点眼薬を使用している方は、それを減量することも可能となり、また従来の毛様体光凝固に比べ痛みも少なく低眼圧など合併症も少ないなど多くのメリットがあります。手術希望の方はご相談ください。

保険診療、レーザー治療時間は5~10分です。

イメージ:新しい緑内障レーザー治療CYCLO G6

新しい低侵襲緑内障手術(MIGS)プリザーフロ®マイクロシャント

プリザーフロ®マイクロシャント手術とは、内腔0.07mmほどの小さいな特殊材質チューブを前房内に挿入、眼圧を下げる新しい低侵襲緑内障手術(MIGS)です。昨年日本で承認され使用可能となりました。当院は、愛媛県内いち早くプリザーフロ手術を導入、認定ライセンスを取得しています。

プリザーフロは、心臓血管ステントにも使用されているスチレン-イソブチレン-スチレントリブロック共重合体 (SIBS)という素材で生体安定性が優れており、またチューブの流量は低眼圧となりにくい房水の流出量に設計されています。これまでの濾過手術で行っていた虹彩切除術や強膜弁作成などは不要で、手術時間の短縮や患者の眼の負担が軽減されます。

緑内障点眼の効果が不十分で視野進行を認める症例、点眼の副作用が気になる症例は、手術の適応となります。当院は、患者様の大切な目の健康を守り、視野を維持するため、緑内障治療の時期を逸しないように努めます。

イメージ:特殊材質チューブ

特殊材質チューブ

イメージ:プリザーフロ®マイクロシャント手術の図

プリザーフロ®マイクロシャント手術の図

イメージ:認定ライセンスを取得しています

認定ライセンスを取得しています

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